小鉄徹氏

Victor マスタリングエンジニア 小鐵氏 光カートリッジ試聴記

  

 

光カートリッジ販売を間近に控えた2013年9月30日,アナログマスタリングの巨匠小鐵徹氏に光カートリッジを試聴して頂きに中央林間にあるVictorマスタリングスタジオにお邪魔して来ました。

Victorマスタリングエンジニア小鐵氏はマスタリングエンジニアとして今年でちょうど40年を迎える「マスタリングの父」と呼ばれている方です。(http://vcm.victor.jp/media/mastering/kotetsu.html

今年で70歳を迎える小鐵氏ですが今も現役でマスタリングを行っており、最近ではサザンオールスターズの5年ぶりのニューシングル「ピースとハイライト」のアナログレコード版マスタリングも手がけられております。
小鐵氏は幼い頃から三度の飯よりもオーディオが好きで本当に三度のご飯を食べながらオーディオを聞き、夜も寝る前はラジオを抱えながら音楽を聴くといった生活をしていたそうです。

  

 

 

 

 

 

そんな小鐵氏がVictorに入社しマスタリングエンジニア部に配属されたのが29歳の時、配属当初はマスターテープとマスタリングされた洋楽のレコードを何度も何度も比較試聴しながらマスタリングの腕を磨いて来られたとのことです。マスタリングルームには小鐵さんの目ともえるJBL4331AやYAMAHAのブックシェルフスピーカーが設置してあります。


カッティングマシーン       小鐵氏の愛用するマスタリング機材  

「ラッカー版を聴いている様な鮮度の高い音であり、正直ここまでの音だとは思わなかった。」

~光カートリッジを試聴した率直な感想を聞かせてください。

「申し訳ありませんが最初に光カートリッジの試聴の話を伺ったときは、どうせたいした音ではないだろうと思っていました。ただしここまでの音が出るのであれば新たなカートリッジジャンルとしてユーザーに販売する価値は十分にあると思います。」

~もう少し具体的に教えていただけますか?

「光カートリッジはレコードの波を極めて忠実に拾っているという印象です。例えるならばラッカー版を聴いているような音とでもいえるでしょうか。解像度の高いクリアーな音,鮮度の高い音といった表現も出来るかと思います。」
「今まで私は40年間DL103をモニターカートリッジとして使用してきたのですが、光カートリッジと比較すると磁気抵抗の影響で音の輪郭が甘いというか丸いというか相当程度色付けされた音であったと気付きました。製品版のカートリッジが完成したらこのスタジオにも光カートリッジを一台置いてみようかと思います。」

  

 

 

 

 

 

 光カートリッジを試聴する小鉄氏         光カートリッジ試聴風景